20世紀西洋人名事典 「リヴィウレブリヤヌ」の解説
リヴィウ レブリヤヌ
Liviu Rebreanu
1885 - 1944
ルーマニアの作家。
トランシルバニア地方生まれ。
軍人となるが、上官と衝突し、ルーマニアに逃亡、新聞記者となる。短編集「ならず者たち」(1916年)により文壇に認められ、農民の土地への執着を自然主義的手法で描いた長編小説「イオン」(’20年)を発表、その続編「一揆」(’32年)などでリアリズム小説の代表者としての地位を確立。その他の作品に「絞首台の森」(’22年)、「反乱」(’32年)、また、農民たちの暗い本能を鋭くえぐる短編を残す。晩年はファシズムに接近。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報