現代外国人名録2016 「ルシオグティエレス」の解説
ルシオ グティエレス
Lucio Gutiérrez
- 職業・肩書
- 政治家,元軍人 エクアドル愛国的社会党(PSP)党首 元エクアドル大統領
- 国籍
- エクアドル
- 生年月日
- 1957年3月23日
- 出生地
- キト
- 本名
- Gutiérrez Borbúa,Lucio Edwin
- 経歴
- 先住民の血を引く貧しい両親の間に生まれる。15歳でエクアドル陸軍士官学校に入学。軍附属の大学で土木工学、物理学、経営学を学んだのち、米国やブラジルへ留学。大統領付副官などを歴任。陸軍大佐だった2000年1月、先住民や将校とともに国会を占拠し、マワ大統領を追放する事実上の軍事クーデターを主導。首謀者として逮捕されるが、半年後特赦により釈放され、貧困層の間で一躍英雄的な存在となる。のち退役し、2002年2月左派政党“愛国的社会1.21党(1月21日愛国協会=PSP)”を創設、党首となる。同年11月大統領決戦投票で当選し、2003年1月就任。しかし、元軍人で政治基盤がなく、議会の与党議員も少数だったことから連立相手を取り換えて政権を延命、公約した政策はほとんど実現されなかった。2004年12月最高裁判所の判事を大幅に入れ替えたことで国民の批判が集中、2005年4月議会により解任され、ブラジルに亡命。同年10月帰国し逮捕されたが、2006年3月釈放。2009年4月の大統領選に野党候補として出馬したが落選。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報