ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルックマン」の意味・わかりやすい解説
ルックマン
Luckmann, Thomas
オーストリア出身の宗教社会学,言語社会学者。インスブルック,ウィーン,そしてニューヨークの社会研究学院大学院などで哲学と社会学を学んだ。 1960~65年には前記大学院で教え,その後フランクフルト大学の教授に就任した。 70年,新設のコンスタンツ大学社会学部教授。主著には,アメリカ滞在中に刊行された『日常世界の構成』 (1966,P.バーガーとの共著) ,『見えない宗教』 (67) ,『生活世界の構造』 (73,A.シュッツとの共著) ,『言語社会学』 (75) などがある。特に宗教の世俗化の問題に着目し,そこから宗教学の永遠の課題ともいえる宗教の概念規定の再考を促している点で注目されている。
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