20世紀西洋人名事典 「ルドルフオットー」の解説
ルドルフ オットー
Rudolf Otto
1869.9.25 - 1937.3.7
ドイツの宗教学者,プロテスタント神学者。
マールブルク大学教授。
パイネ生まれ。
1904年〜’17年ブレスラウ大学で組織神学を教授。’11〜’12年インド、日本に旅行し、インド諸宗教を研究。’17〜’29年マールブルク大学教授。カント、フリースの哲学、シュライエルマハーの宗教哲学の影響を受け、宗教の本質を非合理的、神秘的なものとして、「ヌミノーゼ」(das Numinose)と名付け、独自の理論を展開する。’17年主著「聖なるもの」は各国語に翻訳され、「東西の神秘主義」(’26)などとともに、東西宗教の比較研究に多大な影響を与える。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報