ルーツ文学(読み)ルーツぶんがく

百科事典マイペディア 「ルーツ文学」の意味・わかりやすい解説

ルーツ文学【ルーツぶんがく】

中国で1985年に紅衛兵世代の青年作家たちが一斉に唱え始めた〈ルーツ探求の文学〉のこと。ルーツ文学派の作家の多くは10代から20代の青春期を文化大革命のさなかで送り,数年間の下放や放浪の体験を持ち,農村を舞台に土着習俗や伝説を取り込んだ作品を書き始めた。〈儒家の正統的文化に対抗し自らのルーツをかつて郷土に花開いた伝統文化に求める〉と主張し,人民共和国を支配している中共イデオロギーをも暗に批判した。主な作家と作品に阿城の《棋王》(1984年),鄭義の《古井戸》(1984年),莫言の《赤い高粱一族》(1987年),《金髪の赤ちゃん》(1985年)などがある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む