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莫言 ばくげん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

莫言
ばくげん

「モーイエン (莫言)」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

莫言【ばくげん】

現代中国の作家,人民解放軍中佐。父が人民共和国成立前に上層中農であったため,社会主義体制下では貧困と差別に苦しんだ。文化大革命の開始後,小学校を中退して実家の農業を手伝い,1976年人民解放軍に入隊。
→関連項目ルーツ文学

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知恵蔵miniの解説

莫言

中華人民共和国の作家。1955年2月17日生まれ、 中国山東省高密市出身。本名は管謨業。1976年、人民解放軍に入隊したが、その後文学に転身、85年『透明な赤蕪』で作家デビュー。『赤い高粱』は、87年に「紅いコーリャン」とのタイトルで映画化され、88年「ベルリン国際映画祭金熊賞」を受賞、世界に広く知られるようになった。90年ころより、日常と非日常が融合した「マジックリアリズム」の手法で、中国の農村を幻想的かつ骨太に描いた諸作品を発表、中国文学を大きく進展させた。2003年には『白い犬とブランコ』が映画化され(邦題:故郷の香り)、「第16回東京国際映画祭東京グランプリ」を受賞。12年10月、「幻覚的なリアリズムを通して民話、歴史、現代を融合させた業績」により、中国籍の作家として初のノーベル文学賞を受賞した。

(2012-10-15)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

莫言
ばくげん / モーイエン
(1955― )

中国の作家。山東省出身。本名は管謨業(かんぼぎょう)。莫言は「言う莫(なか)れ」の意味で、子どものころはおしゃべりだったため、母親によく注意されたことばをペンネームにした。貧しい農家に生まれ、授業料を払えずに小学校を中退したが、羊の放牧をしながら多くの本を読んでいたという。1976年に人民解放軍に入隊し、軍の図書室の管理員などをしながら執筆活動を開始。1986年に発表した、故郷を舞台に日中戦争を描いた『赤い高粱(こうりゃん)』が大ヒットし、作家として注目された。その後、現実と幻想を織り交ぜたマジックリアリズムとよばれる手法で、次々と話題作を発表。「性描写が露骨だ」などの理由で一時発禁処分を受けた『豊乳肥臀(ほうにゅうひでん)』や、一人っ子政策の問題点を指摘する『蛙鳴(あめい)』(中国語原題『蛙』)など、中国当局のタブーに挑戦する作品も多かった。軍隊から退役後、北京(ペキン)師範大学で修士号を取得した。2012年に「幻想的なリアリズムによって民話、歴史、現代を融合させた」ことなどを理由に、中国籍の作家として初めてノーベル文学賞を受賞した。受賞の知らせを受けた記者会見で、服役中のノーベル平和賞受賞者の劉暁波(りゅうぎょうは)について、「可能な限り早期に釈放されることを願う」と語り、中国政府を暗に批判したことが話題となった。[矢板明夫]

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