20世紀西洋人名事典 「ルードビヒベック」の解説
ルードビヒ ベック
Ludwig Beck
1880 - 1944
ドイツの軍人。
元・ドイツ軍参謀総長。
ライン地方生まれ。
1930年から保守的なナチス支持者だったが、’34年からはナチス批判に転じて’38年8月ヒトラーのチェコ侵略に反対し陸軍参謀総長を辞任した。その後、ゲルデラー、社会民主党、労働組合関係者などと協力し、シュタウフェンベルク大佐の反ヒトラー陰謀の指導者となったが、’44年7月20日の暗殺未遂事件に失敗し、陸軍省内で機会主義者のフロムに逮捕されたが、同夜フロム監視下のもとで自殺した。
ルードビヒ ベック
Ludwig Beck
1841.7.10 - 1918.7.23
ドイツの実業家。
ハイデルベルク大学で学び、国内外の鉱山、精錬の実際を研究し、製鉄工場を経営した。著書にベック商会の設立の体験を元にして、鉄の技術文化を展望した大著「Geschichte des Eisens in technischer und kulturgeschichtlicher Beziehung」(5巻、1884〜1903年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報