ルーマニア民主会議(読み)ルーマニアみんしゅかいぎ(その他表記)Convenţie Democrat din România

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルーマニア民主会議」の意味・わかりやすい解説

ルーマニア民主会議
ルーマニアみんしゅかいぎ
Convenţie Democrat din România

ルーマニアの非救国戦線系の政党。 1990年8つの政党が結成した民主連合を母体に,92年2月の地方選挙を前にほかの非救国戦線系の政党を糾合して設立。共通の政治綱領には国営企業の民営化,国家の介入を排した市場経済の構築を掲げる。構成するおもな政党には全国農民党,国民自由党などがある。 92年9月に実施された総選挙では,得票率 20%を得て第2党につけた。また同時に行われた大統領選挙で2位になったエミル・コンスタンティネスク民主会議議長が,96年の大統領選挙で雪辱を果し大統領に就任。同時に行われた総選挙でも 122議席を獲得して第1党に躍進し,社会民主同盟ハンガリー人民主連合連立を組みビクトル・チョルベア内閣を樹立した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android