普及版 字通 の解説
9画
[字訓] みみなぐさ・かんぞう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は令(れい)。〔説文〕一下に「耳、卷耳艸なり」(段注本)とあり、巻耳は〔詩、周南、巻耳〕にその草摘み歌がみえる。〔詩、唐風、采〕に「をりをる」と歌うものは(れい)と通じ、〔毛伝〕によると大苦、甘草(かんぞう)であるという。また零(れい)と通じ、「」のようにいうことがある。
[訓義]
1. みみなぐさ。
2. かんぞう。
3. 零と通じ、おちる。
4. (ふくれい)は、ぶくりょう。菌の一種、まつほど。
5. (れい)と通じ、車のよこぎ、覆という。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 マツホド 〔立〕 マツホド
[熟語]
亀▶・颯▶・耳▶・通▶・落▶・▶
[下接語]
・采・隰・猪・伏・芳
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報