レイモン3世(読み)レイモンさんせい(その他表記)Raymond III

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レイモン3世」の意味・わかりやすい解説

レイモン3世
レイモンさんせい
Raymond III

[生]1140頃
[没]1187.7. レバノントリポリ
フランクの騎士十字軍国家トリポリ伯領の統治者 (在位 1152~87) 。 1152年暗殺された父レイモン2世の跡を継いでトリポリ伯となり,74年幼少のボードアン4世がエルサレム王位につくと,そのいとこの子の資格で摂政となった。王の成人後一時追放されたが,増大するイスラム軍脅威の前で,再び,83年即位した幼君ボードアン5世の摂政となった。 86年ボードアン5世が死ぬとその母シビルと夫ギイが,取決めに反して王位を簒奪したのでレイモンは妻の要塞のあるガリラヤに退いた。 87年戦傷を負い,トリポリに引退した。

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