デジタル大辞泉 「レグニーツァ」の意味・読み・例文・類語 レグニーツァ(Legnica) ポーランド南西部の都市。ドイツ語名リーグニッツ。ウロツワフの西約60キロメートル、オーデル川の支流カチャワ川沿いに位置する。13世紀半ば、ドイツ・ポーランド連合軍がモンゴル軍に大敗したリーグニッツの戦いの地。中世に交易拠点として発展し、都市権を得て、一時期レグニツァ公国の都が置かれた。第二次大戦後に銅とニッケルの生産で発展した。ピアスト城、聖マリア教会などの歴史的建造物が多く残る。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「レグニーツァ」の意味・わかりやすい解説 レグニーツァれぐにーつぁLegnica ポーランド南西部、ドルノシロンスク県の都市。人口10万9124(2000)。第二次世界大戦まではドイツ領で、ドイツ語名リーグニッツLiegnitz。オドラ(オーデル)川支流カチャバ川に臨む。肥沃(ひよく)な農業地域の中にある農産物の集散地。ポーランド有数の銅資源に恵まれ、銅精錬業をはじめ、化学薬品、食品、メリヤス工業が立地する。鉄道の分岐点。11世紀から存在し、ブロツワフ、オポーレと並ぶ下シロンスク(シュレージエン)地方の重要都市で、多くの歴史的建造物が残る。[山本 茂] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例