現代外国人名録2016 「レジスドブレ」の解説
レジス ドブレ
Régis Debray
- 職業・肩書
- 作家,評論家,革命家
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1940年9月2日
- 出生地
- パリ
- 学歴
- 高等師範学校(哲学)卒
- 学位
- 博士号(ソルボンヌ大学)〔1994年〕
- 受賞
- フェミナ賞〔1977年〕「雪が燃えるように」
- 経歴
- パリの高等師範学校で哲学を学んで、ルイ・アルチュセールの弟子となる。1965年キューバのハバナ大学教授。’67年武装革命派のバイブルとされた「革命のなかの革命」を執筆。また、カストロやチェ・ゲバラとラテンアメリカ革命に参加、同年ボリビアの官憲に捕えられ、3年間を獄中で過ごした。’70年パリに戻るが、その後もチリ社会主義政権のヨーロッパ向けスポークスマン役を買って出たり、’81年フランスに社会主義政権が誕生するとミッテラン大統領の外交特別顧問を務めるなど、フランスの若き革命家として国際的に知られた。その後、ミッテランと袂を分かち、マスメディア化する権力を批判すると同時に、知識人と権力の関係を問う論考を発表し始める。リヨン大学教授も務め、評論、哲学、エッセイなどに沢山の著作がある。’77年に発表した2作目の長編小説「雪が燃えるように」でフェミナ賞を受賞した。他の著書に「国境」「革命と裁判」「銃なき革命チリの道―アジェンデ大統領との論争的対話」「ゲバラ最後の闘い―ボリビア革命の日々」「メディオロジー宣言」「メディオロジー入門」「一般メディオロジー講義」「娘と話す 国家のしくみってなに?」「イメージの生と死」「大惨事と終末論」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報