レルゾライト
lherzolite
かんらん石・直方輝石(ブロンザイト)および単斜輝石(透輝石)を主成分とする超苦鉄質完晶質岩。複輝石かんらん岩とも。一般に直方輝石・単斜輝石をそれぞれ10%(容量比)以上含むかんらん石に富んだ岩石をいう。スピネル,クロム鉄鉱などのほか少量の角閃石や斜長石を含むこともある。世界各地の蛇紋岩帯に貫入岩体として産出。日本では北海道幌満岩体のものが有名。一方,玄武岩中の捕獲岩としてもしばしば産する。ピレネー地方のLac de LherzのものにLamethérie(1795)が命名。
執筆者:飯泉 滋
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のレルゾライトの言及
【カンラン岩(橄欖岩)】より
…一般にカンラン石のほかに輝石が伴われ,生成条件によってスピネル,ザクロ石,斜長石,角セン石,黒雲母などが副成分鉱物として含まれる。カンラン石が90%以上で,輝石の少ないものをダナイトduniteと呼び,それ以下のものについては,伴われる輝石の量比によって,斜方輝石の多いものをハルツバージャイトharzburgite,単斜輝石の多いものをウェーライトwehrlite,両方とも多いものをレルゾライトlherzoliteと呼ぶ。 産状は,(1)塩基性層状分化岩体の下部層を構成するもの,(2)造山帯ないし構造帯に産出するもの,(3)アルカリ玄武岩やキンバーライト中に団球状に包有されているものの3種類がある。…
※「レルゾライト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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