レレウェル(その他表記)Lelewel, Joachim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レレウェル」の意味・わかりやすい解説

レレウェル
Lelewel, Joachim

[生]1786.6.22. ワルシャワ
[没]1861.5.29. パリ
ポーランドの歴史家,政治家。「大亡命」時代の知識人。ウィルノ (ビルニュス) 大学卒業後,1815年以降,同大学とワルシャワ大学教授を歴任し,愛国的地下活動にも参画。 29年には代議士に選出され,翌年十一月蜂起には国民政府の閣僚と愛国協会議長を兼任。蜂起敗北後はパリに亡命してポーランド民主協会やカルボナリ結社の指導にあたりフランスから追放され,ブリュッセルに移った。 37年に亡命ポーランド人の統一組織を設立し,45年以降にはマルクスらとともに活躍。 48年の革命敗北後は第一線から引退し,歴史研究に専念主著『中世時代の古銭学』 Numismatique du moyen âge (1835) ,『ポーランド,その歴史と事物』 Polska,dzieje i rzeczy jej (54~68) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む