レーマニア(読み)れーまにあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レーマニア」の意味・わかりやすい解説

レーマニア
れーまにあ
[学] Rehmannia

ゴマノハグサ科(APG分類:ハマウツボ科)レーマニア属の総称。中国北部から朝鮮半島、日本に約10種分布薬用植物として知られるジオウR. glutinosa Libosch.も本属の植物であるが、観賞用としてレーマニアの名で栽培されるのは、中国産といわれるセンリゴマR. japonica Makinoで、草丈20~50センチメートル、全株が白色腺毛(せんもう)に覆われ、葉は卵状楕円(だえん)形で、鋸歯(きょし)がある耐寒性の多年草。花は紅葉色で、長さ約5センチメートルの筒状で、先は広がり、上部は2唇に、下部は3唇に裂ける。日陰地でよく育つ。繁殖挿木または盛夏の根茎挿しによる。用土は砂を含んだ腐植土がよい。

[植村猶行 2021年9月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む