最新 地学事典 「ロイヒ海山」の解説
ロイヒかいざん
ロイヒ海山
Loihi seamount
ハワイ島の南東海岸沖約30km(18.92°N,155.25°W)にある海底火山。ハワイ火山列の南東端に位置し,ハワイのホットスポット直上~最近傍にあり,キラウェアにつぐ次世代の楯状火山に成長すると考えられている。体積約500km3,頂部に3.2km×2.8kmの小カルデラ,その中に2火口があり,南北両側にリフトゾーンがのびる。最浅部位はカルデラ縁にあり水深955m。1971~72, 75年に起きた群発地震は後年,ロイヒの海底噴火と理解された。その後も同様な活動はしばしば観測されている。表面には真新しい枕状溶岩がみられる。岩石はベイサナイトなどのアルカリ岩を主とし,山頂および近傍のリフトゾーンではソレアイトが得られており,ロイヒはハワイ型楯状火山の成長過程の最初の5%の段階にあると解されている。参考文献:A.Malahoff et al.(1982) Nature, Vol.298:234
執筆者:大島 治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

