ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロックフェラー2世」の意味・わかりやすい解説
ロックフェラー2世
ロックフェラーにせい
Rockefeller II, John Davison
[没]1960.5.11. アリゾナ,トゥーソン
アメリカの富豪,慈善家。ロックフェラー財閥の創始者 J.D.ロックフェラーのひとり息子。ブラウン大学卒業後,父の事務所で働き,ロックフェラー各種財団,医学研究所などの設立に参画,その主要ポストに就任した。 36歳のとき事業関係から手を引き,全世界人類の幸福を目標として慈善事業に専念。社会事業を世界 52ヵ国で営み,ロックフェラー財団の理事長として活躍した。第2次世界大戦後は,ニューヨークの国連本部のために土地を寄付するなど,国際間の協調促進のためにも功績をあげた。
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