ロバートグラッブス(その他表記)Robert H. Grubbs

現代外国人名録2016 「ロバートグラッブス」の解説

ロバート グラッブス
Robert H. Grubbs

職業・肩書
化学者 カリフォルニア工科大学教授

国籍
米国

生年月日
1942年2月27日

出生地
ケンタッキー州カルバートシティ

専門
有機合成におけるメタセシス反応の開発

学歴
フロリダ大学卒,コロンビア大学

学位
化学博士(コロンビア大学)〔1968年〕

資格
米国技術アカデミー会員〔2015年〕

受賞
ノーベル化学賞〔2005年〕,フランクリンメダル〔2000年〕

経歴
米国立衛生研究所(NIH)研究員を経て、1969年ミシガン州立大学助教授、’73年準教授、’78年よりカリフォルニア工科大学教授。フランス石油研究所のイブ・ショーバン名誉研究部長が、二種類の化合物の強い結合部分が金属触媒の作用で入れ替わって別の化合物に変化する現象“メタセシス反応”を研究し、’71年どんな触媒を使えばこの反応が起きるかを原理的に解明。しかし、反応の制御が難しく、応用が進まなかったが、’90年マサチューセッツ工科大学のリチャード・シュロック教授がモリブデンを使った最初の触媒を合成。その後、自身がルテニウムを使ってより優れた“グラッブス触媒”を開発。これにより、様々な有機化合物高分子が簡単な手順で効率よく作れるようになり、環境への負荷が少ない化学合成に道を開いた。2005年有機合成におけるメタセシス反応の開発により、ショーバン名誉部長、シュロック教授とともにノーベル化学賞を受賞

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む