20世紀西洋人名事典 「ロバートヒル」の解説
ロバート ヒル
Robert Hill
1899.4.2 - ?
英国の生化学者。
元・農業研究協議会科学委員。
卒業後もカレッジに残って研究を続け、1938年リサーチ・フェローとなった。’43〜66年農業研究協議会科学委員を務める。この間、光合成の過程が明反応と暗反応の化学反応に分けられ、依存しあっていることを突き止め、’37年に実験で明反応が葉緑体内で起こっていることを確認し、光合成の機構の一部を明らかにした。これらは光合成に関する現在の知識の達成に大きく貢献した。他にヘモグロビンが酸素ヘモグロビンに変化し、人の血球細胞内に酸素が付着することの証明も行った。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報