現代外国人名録2016 「ロバートライマン」の解説
ロバート ライマン
Robert Ryman
- 職業・肩書
- 画家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1930年5月30日
- 出生地
- テネシー州ナッシュビル
- 専門
- ミニマルアート
- 学歴
- テネシー工科大学,ジョージ・ピーボディ教育大学
- 資格
- 米国芸術文学アカデミー会員〔1994年〕
- 受賞
- 世界文化賞(絵画部門,第17回)〔2005年〕
- 経歴
- 1948〜49年テネシー工科大学で教育学を専攻。後にニューヨーク近代美術館(MoMA)で監視人として働き、絵画に触れる。’52年ニューヨークに移り、絵画制作を始め、紙やトレーシングペーパーに鉛筆や油絵の具を使った作品を制作。その後、描く支持体は紙やキャンバスにとどまらず、木、ファイバーグラスのほか、銅やアルミといった金属まで選ばれる。’66年ニューヨークのグッゲンハイム美術館でのシステム絵画展に出品。’67年ニューヨークのポール・ビアンキーニ画廊で初個展。翌年からデュッセルドルフ、ニューヨーク、ロンドン、アムステルダムの世界的に有名な画廊で相次いで発表し、’72年にはグッゲンハイム美術館で個展を開いた。カッセル「ドクメンタ6」、’82年同「ドクメンタ7」、’81年「ア・ニュー・スピリット・イン・ペインティング」(ロンドン)に出品。’93年ロンドンでの大規模な回顧展は、マドリードやニューヨーク、サンフランシスコなどを巡回。’94年米国芸術文学アカデミー会員。2004年川村記念美術館(千葉県)でアジア初となる回顧展が開催される。2005年高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。分析的絵画の先駆者で、荒いテクスチュアとニュートラルなフォーマットを重んじ、絵画の環境化、絵画空間の活性化を図る。正方形というフォーマットに白一色で描いた作品群で“白い画家”と称される。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報