ワインベルガー

百科事典マイペディア 「ワインベルガー」の意味・わかりやすい解説

ワインベルガー

チェコ出身の米国の作曲家。生地プラハ音楽院に学び,次いでライプチヒレーガー師事。ヨーロッパ各地で指揮者として活動し,1939年に渡米,1948年に米国市民権を取得した。新古典主義的作風をとり,代表作に民族主義オペラ《笛吹きシュバンダ》(1927年プラハ初演),管弦楽曲《〈大きな栗の木の下で〉による変奏曲フーガ》(1939年)などがある。隠退後フロリダ自殺を遂げた。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワインベルガー」の意味・わかりやすい解説

ワインベルガー
Weinberger, Jaromír

[生]1896.1.8. プラハ
[没]1967.8.8. フロリダ,セントピーターズバーグ
チェコの作曲家。 J.クシチカと M.レーガーに学ぶ。劇音楽歌曲にすぐれ,1923年ブラチスラバの劇場演出家として勤めたのち作曲に専心,27年歌劇『バグパイプ吹きのシュワンダ』で成功を収めた。 48年アメリカに帰化。代表作はそのほか,変奏曲とフーガ『とちの木の下で』 (1941) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android