ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワシカモメ」の意味・わかりやすい解説 ワシカモメLarus glaucescens; glaucous-winged gull チドリ目カモメ科。全長 60~69cm。成鳥は背中および翼上面が青灰色で,頭部,腰,尾,下面は白色。嘴は黄色で,下嘴の先に赤い斑がある。幼鳥は全身褐色。セグロカモメに似るが,初列風切羽の先端が暗灰色で,翼の先端が灰色に見えることによって区別できる(セグロカモメは翼の先端が黒い)。ベーリング海沿岸からアメリカ合衆国のワシントン州北部まで北太平洋に繁殖分布する。冬期には,東部はバハカリフォルニア半島沿岸,西部は日本の北海道沿岸まで南下するが,日本には冬鳥(→渡り鳥)として少数が渡来する程度である。死んだ動物から魚,貝,昆虫,残飯までなんでも食べる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by