アスクレピオスの聖地エピダウロス(読み)アスクレピオスのせいちエピダウロス

世界遺産詳解の解説

アスクレピオスのせいちエピダウロス【アスクレピオスの聖地エピダウロス】

1988年に登録された世界遺産(文化遺産)。エピダウロスは、ギリシア南部のペロポネソス半島東部のサロニコス湾に面した古代ギリシアの都市。古代、ここはアポロンの息子で医療と健康を司る神・アスクレピオスの生誕地とされていたことから、アスクレピオス信仰の中心地となり、以来キリスト教が普及した5世紀半ばまで、医療の聖地とされてきた。エピダウロスは紀元前4世紀に最盛期を迎え、劇場、浴場、闘技場、アスクレピオス神殿、アルテミス神殿など、さまざまな建物が建設された。このうち、エピダウロス劇場(古代劇場)はポリュクレイトスにより建設されたもので、1万4000人の観客を収容できる規模を持つ。現存するギリシアの劇場で最も保存状態がよいといわれ、現在でも夏に劇やオペラの公演が行われている。1988年に「エピダウロスの古代遺跡」として世界遺産に登録されたが、2007年の第31回世界遺産委員会クライストチャーチ会議で、現在の登録名に変更になった。◇英名はSanctuary of Asklepios at Epidaurus

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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