アチェ・ハモ(その他表記)A ce hla mo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アチェ・ハモ」の意味・わかりやすい解説

アチェ・ハモ
A ce hla mo

チベットの演劇。およびそれを演じる劇団をさす。本来は演劇の女主人公の意。ラサでは毎年チベット暦7月初旬,政府指定の劇団が招集され,約1週間ノルブリンカ離宮の舞台,野外の芝生,貴族の邸内などで劇が上演される。出し物はノルブリンカ離宮の場合,スーキ・ニマ伝,ドワ・サンモ伝,ナンサ伝,ベマ・ウンバルマ伝など約 10種の伝記で,仏教教化的な内容のものである。ほかの場所では新作劇も上演されることがある。多くの場合楽器演奏を伴う歌舞で,せりふは少い。幕間に小喜劇が挿入される。舞台には必ず木が立てられ,祭壇が設けられる。舞台装置は身近にあるもので象徴的に表わし,役柄は衣装,顔の隈取 (くまどり) の色分け,仮面などで表現する。

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