アトゥラウ(英語表記)Atyrau

改訂新版 世界大百科事典 「アトゥラウ」の意味・わかりやすい解説

アトゥラウ
Atyrau

中央アジア,カザフスタン共和国西部,同名州の州都。旧名グリエフGur'evを1990年代に改称(州名も同様)。人口14万5100(2004)。カスピ海北東岸,ウラル川河口の港。漁業が中心産業であったが,現在石油化学・機械製造工業,魚類加工コンビナートもあり,パイプラインの起点・中継点となっている。1640年に大商人グリエフ家が創設,間もなくヤイク・コサックから通商路を守るため,政府命令によって石造の要塞村落へ改造。67-68年ラージンの軍に占領され,1810年に要塞は廃止された。65年郡都となる。なお,アトゥラウ州は面積11万3500km2,人口44万0300(1999)。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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