アブル・ファラジュ(その他表記)Abū al-Faraj al-Iṣfahānī

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アブル・ファラジュ」の意味・わかりやすい解説

アブル・ファラジュ
Abū al-Faraj al-Iṣfahānī

[生]897. イスファハン
[没]967.11.20. バグダード
アラブの文学者。ウマイヤ朝末裔で,シーア派のムスリム。バグダード,レイ,アレッポなどに滞在し,アレッポではハムダーン朝のサイフ・ウッダウラ王の保護を受けた。名著『歌の書』 Kitāb al-aghānīは,アッバース朝カリフハールーン・アッラシードの命でイブラーヒーム・マウシリー (804没) が集めた有名な歌謡 100曲を中心に,アブル・ファラジュがさらに,古代からのアラブの詩人や歌手の伝記逸話を流麗な文章で書き加え,21巻にまとめたもの。「わが 20万巻の蔵書中,これ以上のものなし」と激賞した学者もあり,古いアラビアの社会や風習を研究する最上の書とまでの評価を受けるにいたった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

大寒の用語解説を読む