アムハラ

百科事典マイペディアの解説

アムハラ

エチオピア中央高原を中心に居住する民族集団。推定人口1200万人。言語的にはセム語族に属し,元来はアラビア半島からの移住者であった。古くはアクスム王国を興し,その後も特に13世紀以降,エチオピア帝国歴代の皇帝を輩出するなど,歴史的にはエチオピアの政治的支配層を長く占め,その過程で大土地所有制をともなう階層社会を発展させた。コプト派のキリスト教を信奉し(エチオピア教会),アムハラ語は今日もエチオピアの公用語として広く話されている。
→関連項目アフリカの角ティグレ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アムハラ
あむはら
Amhara

アフリカ、エチオピアの先住民集団。人口は約1200万人。長くエチオピアの支配民族であったが、1975年の社会主義革命においてアムハラ出身のハイレ・セラシエ皇帝が廃された。言語はセム語から派生したアムハラ語。ムギなどを栽培すると同時に、家畜の飼育も行う小農民が大部分で、家族内では父親の権力が強い。1500年以上も前から独自のキリスト教(エチオピア正教)を発展させた。エチオピア社会主義政権崩壊後のアムハラの動向はまだ予断を許さない。[木村秀雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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