アムラー文化(読み)アムラーぶんか(その他表記)Amrah culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アムラー文化」の意味・わかりやすい解説

アムラー文化
アムラーぶんか
Amrah culture

エジプトのナイル流域 (上エジプト) の先王朝時代初期の文化で,前 3600年頃に相当する。バダーリー文化から直接発展したもので,住居は大型化し,集落周壁で囲まれるようになる。土器の中心は黒頂土器と赤色磨研土器で,後者には幾何学文や動物,人物が描かれた。押圧剥離を行なった美しい剥片石器,大型パレット,棍棒などが発見され,分業や有力者の出現が想像される。また木材ラピス・ラズリ黒曜石などを西アジアから輸入した。 (→アムラー遺跡 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む