ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンシヨン」の意味・わかりやすい解説
アンシヨン
Ancillon, Johann Peter Friedrich
[没]1837.4.19. ベルリン
ドイツ,プロシアの政治家,歴史家。ナントの勅令廃止の際,ベルリンに移住したフランス新教徒の子孫。父の跡を継いで牧師となり,1832年よりプロシアの外相に就任。また歴史家としてもプロシア王室に重んじられた。主著『15世紀以来のヨーロッパ政治革命の考察』 Tableau des révolutions du systéme politique de l'Europe depuis le XVe Siécle (4巻,1803~05) 。
アンシヨン
Ancillon, Charles
[没]1715.7.5. ベルリン
フランスの法律家,歴史家。ナントの勅令の廃止後ベルリンに逃れ,そこでユグノー派の指導者となった。主著『ナントの勅令の取消し不能』L'irrévocabilité de l'édit de Nantes (1688) 。
アンシヨン
Ancillon, David
[没]1692.9.3. ベルリン
フランスのユグノー派の牧師,神学者。 C.アンシヨンの父。ナントの勅令の廃止後,ベルリンに亡命。
アンシヨン
Ancillon, Joseph
[没]1719.11.4. ベルリン
フランスのユグノー派の法学者。 C.アンシヨンの叔父。ナントの勅令の廃止後,ベルリンに亡命。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報