アンチオコス2世(読み)アンチオコスにせい(英語表記)Antiochos II Theos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンチオコス2世」の意味・わかりやすい解説

アンチオコス2世
アンチオコスにせい
Antiochos II Theos

[生]前287頃
[没]前246
セレウコス朝シリアの王 (在位前 261~246) 。バクトリア,パルティアを失うが,マケドニアアンチゴノス2世と結んでエジプトプトレマイオス朝戦い (第2次シリア戦争〈前 259~255〉) ,小アジアミレトス,エフェリス,フェニキア海岸を含む失地回復。ミレトス神王 (テオス) と呼ばれ,その後支配地に神として君臨した。前 253年妃ラオディケを退けてプトレマイオス3世エウエルゲテスの娘と結婚。そのため前妃に殺された。その後,この2妃の間に内乱が起った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android