アンドレ フォンテナス(英語表記)André Fontainas

20世紀西洋人名事典 「アンドレ フォンテナス」の解説

アンドレ フォンテナス
André Fontainas


1865 - 1948
フランスの詩人
ベルギー出身。
マラルメ門下生で「火曜会」に参加、またヴェラーレン、H.ドレニエの影響を受ける。1888年からパリに定住し、後フランスに帰化。「バゾッシュ」誌を創刊詩集に「花々の血」(1889年)、「黄昏」(1897年)、「明るい島々の庭」(1901年)等がある。象徴派中「自由誌派」に分類され、語の組み合わせの微妙な効果、平静幸福な境地喚起に特徴がある。他に論著「エドガー・ポー伝」(’19年)、「象徴主義回想記」(’29年)、戯曲美術批評等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報