アンドロステロン(その他表記)androsterone

翻訳|androsterone

デジタル大辞泉 「アンドロステロン」の意味・読み・例文・類語

アンドロステロン(androsterone)

雄性ホルモンの一。テストステロンが変化したもので、作用はそれより弱い。

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精選版 日本国語大辞典 「アンドロステロン」の意味・読み・例文・類語

アンドロステロン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] androsterone ) 雄性ホルモンの一つ。テストステロンが変化したもので、作用はそれより弱い。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンドロステロン」の意味・わかりやすい解説

アンドロステロン
androsterone

アンドロゲンの代謝物の1つ。 A.F.J.ブーテナントらにより成年男子尿から単離された (1934) 男性ホルモン融点 185~185.5℃の無色結晶。水には難溶であるが,多くの有機溶媒には易溶。男性ホルモン作用の国際単位の基準物質で,その 0.1mgによる去勢雄鶏のとさか部面積の増加の程度に等しい作用を1国際単位としている。生物活性はテストステロンの約1/10程度。 L.S.ルジチカらによりコレステリンから合成され (34) ,構造が確定した。

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栄養・生化学辞典 「アンドロステロン」の解説

アンドロステロン

 C19H30O2 (mw290.45).

 男性ホルモンであるテストステロンの代謝産物の一つで,テストステロンより弱いがアンドロゲンとしての活性をもつ.

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世界大百科事典(旧版)内のアンドロステロンの言及

【男性ホルモン】より

… 精巣から何か特殊な物質が血中に出ると考えられるようになったのは,1849年にバーソールドA.A.Bertholdが去勢した雄鶏に精巣を移植すると,萎縮したとさかや鳴声などがもとの状態に戻ることを見いだしたときからである。その後1931年ブテナントA.F.J.Butenandtが男性尿から活性物質アンドロステロンを結晶として取り出すことに成功したが,この物質はホルモンの代謝産物であることがその後の研究で立証され,精巣から分泌される真の男性ホルモンであるテストステロンが結晶として分離されたのはラクールLaqueurらの研究(1935)によってであり,同年,ルジカLeopold Ruzičkaらによって合成も行われた。 精巣からの男性ホルモンの分泌は脳下垂体前葉の性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)の支配を受けており,思春期に入ると精巣での男性ホルモンの生合成と分泌が急激に高まる。…

※「アンドロステロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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