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イエシロアリ Coptotermes formosanus

世界大百科事典 第2版の解説

イエシロアリ【Coptotermes formosanus】

ミゾガシラシロアリ科の昆虫(イラスト)。建造物や生立木に激害を与えるシロアリで,関東以西の本州南岸,四国と九州の低地,琉球,中国などに分布。兵アリは頭部に額腺があり,危険を感ずるとそこから乳白色の粘液を分泌する。羽アリは褐色で6~7月の温暖多湿な夜に群飛して電灯によく集まる。王室を中心に,同心円状に配置した多数の小室と粘土の外壁からなる加工巣をつくり,直径1m以上にも達する。この巣から水取り用のアリ道が地下水や水道管の結露部にのびており,職アリは水を運んで湿しながら加害するので,加害範囲は建物全体に及ぶ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イエシロアリ
いえしろあり / 家白蟻
formosan termite
[学]Coptotermes formosanus

昆虫綱シロアリ目ミゾガシラシロアリ科に属する昆虫。静岡県以南の海岸地帯から南西諸島、台湾を経て東南アジアに分布し、アメリカアフリカにも広がった。木造建造物の大害虫で、本巣や分巣をつくる。兵アリは頭部の額腺(がくせん)から粘液を分泌する。[森本 桂]

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