イタヤ細工(読み)いたやざいく

事典 日本の地域ブランド・名産品 「イタヤ細工」の解説

イタヤ細工[木工]
いたやざいく

東北地方秋田県地域ブランド
仙北市秋田市で製作されている。▼板谷槭▲いたやかえで▼の若木帯状に裂き編まれる。江戸時代の寛政年間(1789年〜1801年)、農家副業として始められた。主な製品は箕。現在では、籠や花器などもつくられている。秋田県伝統工芸品

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「イタヤ細工」の解説

イタヤ細工

秋田県仙北市で生産される工芸品。イタヤカエデの若木の幹を帯状に裂いたものを編んでつくる。製造起源は江戸時代末期に遡る。カゴ、ザルなどの日用品ほか近年では手提げバッグなどの製品もある。県の伝統的工芸品に指定

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