イタリア−トルコ戦争(読み)イタリア−トルコせんそう

旺文社世界史事典 三訂版 「イタリア−トルコ戦争」の解説

イタリア−トルコ戦争
イタリア−トルコせんそう

1911〜12年,第2次モロッコ事件のさなかに起こったイタリアオスマン帝国間の戦争。伊土 (いと) 戦争ともいう
1902年の仏伊協商トリポリに優越権を認められていたイタリアは,第2次モロッコ事件で国際紛争が発生したのに乗じて開戦。これが第1次バルカン戦争を誘発し,苦境に立ったオスマン帝国は,急いでローザンヌ条約を結び,トリポリ・キレナイカを譲渡した。その後,イタリアは獲得地を古名を採用してリビアと称した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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