イブヌル・アラビー(その他表記)Ibn al-`Arabī, Abū `Abd Allāh Muḥammad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イブヌル・アラビー」の意味・わかりやすい解説

イブヌル・アラビー
Ibn al-`Arabī, Abū `Abd Allāh Muḥammad

[生]1165.8.7. ムルシア
[没]1240.11.16. ダマスカス
イブン・アラビーともいわれる。スペインのアラブ系神秘派思想家,詩人ハーティム・アッターイーの後裔ともいう。8歳のときセビリアに移り,そこで教育を受けた。 1194年 30歳でチュニスに行き,それより北アフリカ,スペイン,アラビアその他の各地を転々としながら著述を続け,シリア,小アジア,イラクなどをも訪れた。のちダマスカスに住み,そこで世を去った。偉大な神秘主義思想家として『メッカ啓示』 al-Futūḥāt al-Makkiyah (12巻,1274,1329) など二百数十の著書を残した。詩人としての名声はさらに高く,詩集『熱愛の通司』 Tarjumān al-ashwāqその他が広く世に知られている。

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