インタラクティビティ(読み)いんたらくてぃびてぃ(その他表記)interactivity

日本大百科全書(ニッポニカ) 「インタラクティビティ」の意味・わかりやすい解説

インタラクティビティ
いんたらくてぃびてぃ
interactivity

双方向性。新聞、テレビ、雑誌のような従来印刷・放送メディアは、基本的に発信者が一方的に受信者に情報を送り届ける、単方向的なものであった。もちろんそうして送られた情報に対して、郵便による投書や、電話を使った応答を返すことは可能であるが、そうした応答には一般に時間や手間がかかり、またせっかく応答してもそれをとりあげる権限はあくまで発信者のほうにある。電子テクノロジーは現在、この二者間に情報の双方向的な流れをつくりだすことによって、発信者→受信者という序列を揺るがしつつある。インターネットは、制限はあるものの、双方向的でリアルタイムの情報がやりとりされる、巨大なメディア空間となっている。またコンピュータを用いたメディア・アートの世界でも、従来の芸術作品のように観客が鑑賞するだけのものではなく、観客の反応が作品の動きを決定するインタラクティブ・アートが注目されている。

吉岡 洋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む