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ウィシャウス ウィシャウスWieschaus, Eric F.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウィシャウス
Wieschaus, Eric F.

[生]1947.6.8. アメリカインディアナサウスベンド
アメリカの発生生物学者。 1969年ノートルダム大学卒業後,エール大学に学び 74年博士号を取得。その後スイスのチューリヒ大学で研究を続ける。 78~81年ドイツのヨーロッパ分子生物学研究所勤務を経て 87年からプリンストン大学教授。ヨーロッパ分子生物学研究所で C.ニュスライン=フォルハルトとともにショウジョウバエの胚発生を研究。ハエのもつ2万の遺伝子のうち約 140の遺伝子が,体の構造のそれぞれの発生を制御する支配的な遺伝子群であることを突止めた。少数の遺伝子が体の構造を決定するというこの研究成果は,80年に科学誌『ネイチャー』に発表され,ヒトの先天性奇形の研究にも大きく貢献した。 95年,ニュスライン=フォルハルト,さらに彼らとは別に体節発生の制御遺伝子の配列を発見した E.B.ルイスとともにノーベル生理学・医学賞を受賞。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウィシャウス
うぃしゃうす
Eric F. Wieschaus
(1947― )

アメリカの発生生物学者。インディアナ州サウス・ベンド生まれ。1969年ノートルダム大学卒業。1974年エール大学で博士号を取得。チューリッヒ大学で研究中に、バーゼルのバイオセンターとの共同研究を通してC・ニュスライン・フォルハルトと出会う。フランス、アメリカでの遊学を経て1978年欧州分子生物学研究所。1981年よりプリンストン大学准教授。1987年同大学教授となる。
 ニュスライン・フォルハルトとの共同研究で、ショウジョウバエの突然変異体を作製し、体節発生に異常をもつ数多くの変異体を詳細に解析した。卵細胞中の物質の濃度勾配により前後軸が決定し、はじめは2分節が組になった状態で発生が始まり、最終的に各分節が半分に分かれることで正しく体節が形成されることを明らかにした。これらの功績により、E・ルイス、ニュスライン・フォルハルトとともに1995年のノーベル医学生理学賞を受賞した。[馬場錬成]

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