コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ウィスラー Wissler, Clark

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウィスラー
Wissler, Clark

[生]1870.9.18. ウェイン
[没]1947.8.25. ニューヨーク
アメリカの人類学者。インディアナ大学を経てコロンビア大学に進み,心理学で博士になったが,F.ボアズに師事し人類学に転じた。著書『アメリカインディアン』 The American Indian (1917) はアメリカ人類学の古典であり,40年間にわたるニューヨーク自然史博物館の作業指導を通じて発展させた文化領域文化特性の概念は,学界に多大の影響を与えた。アメリカ人類学会会長,エール大学人間関係研究所教授をつとめた。前記著書のほか"North American Indians of the Plains" (12) ,"Man and Culture" (23) ,"The Relation of Nature to Man in Aboriginal America" (26) ,"Introduction to Social Anthropology" (29) 。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウィスラー
うぃすらー
Clark Wissler
(1870―1947)

アメリカの人類学者。アメリカ・インディアンの研究者で、「文化領域」の概念の提唱者として知られる。インディアナ大学からコロンビア大学に進んで心理学博士となったのち、フランツ・ボアズに師事して人類学に転じた。1902年以来40年間にわたりアメリカ自然史博物館の職員となり、長らく人類学部門の展示責任者の地位にあったほか、エール大学教授、アメリカ人類学会会長も務めた。アメリカ西部の平原インディアンの物質文化、社会組織、宗教体系、自然環境を総合的に調査し、博物館においてはその美術・工芸品を地域ごとに分類して展示するなかで、特定の文化要素がある地理的範囲内で特徴的な型をもつという「文化領域」の概念を発展させ、学界に多大な影響を与えた。ウィスラーの「文化領域」は、クローバーのそれが宗教観念や信仰の型に重きを置くのに対し、物質文化と自然環境との間の生態学的関係を重視するものである。アメリカ人類学の古典とされる主著『American Indian』(1917)のほか『Introduction of the Social Anthropology』(1929)など多数の著書がある。[上田紀行]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

367日誕生日大事典の解説

ウィスラー

生年月日:1870年9月18日
アメリカの人類学者
1947年没

出典|日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について | 情報

ウィスラーの関連キーワードバンクーバー2010パラリンピック第21回オリンピック冬季競技大会バンクーバー2010オリンピックバンクーバー冬季オリンピックウィスラーウォーターブランデーワイン滝レインボーパークグリーンレーク生年月日伝播主義長田慎士

今日のキーワード

分水嶺

1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。2 《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ウィスラーの関連情報