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ウェスターマン Westermann, Claus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウェスターマン
Westermann, Claus

[生]1909.10.7. ベルリン
[没]2000.6.11
ドイツのプロテスタント神学者。旧約聖書学者。テュービンゲン,マールブルク,ベルリンの諸大学に学び,1938年ブルックハルトハウスの牧師となり,1940~45年兵役。 1946~52年ベルリンで牧師をし,1949年チューリヒで神学博士となった。同年,ベルリン神学大学の旧約聖書学講師,1952年同大教授。 1958年以来ハイデルベルク大学教授となり,ドイツの旧約聖書学界の指導的存在の一人となった。主著"Das Loben Gottes in den Psalmen" (1953) ,"Gottes Engel brauchen keine Flügel" (1957) ,"Grundformen prophetischer Rede" (1960) ,"Jeremia" (1972) ,"Der Psalter" (1974) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウェスターマン
うぇすたーまん
William Linn Westermann
(1873―1954)

アメリカの古代史家、とくに古典古代奴隷制研究の大家。1929年のパピルス史料を駆使した最初の奴隷制研究書『プトレマイオス朝エジプトにおける奴隷制』Upon Slavery in Ptolemaic Egypt以来、奴隷制研究に深くかかわり、1935年ドイツの『古代学事典』に執筆した項目「奴隷制」Sklavereiの解説は、古典古代奴隷制諸制度の総合叙述として、現在までの唯一最大の実証的基本文献となっている。これは1955年に遺稿『古代ギリシア・ローマの奴隷制度』The Slave System of Greek and Roman Antiquityとして増補、公刊されている。彼の奴隷制研究の基本的立場は、奴隷制の役割をできるだけ低くみようとするところにあり、その点で批判の余地を残している。[古川堅治]
『W・L・ウェスターマン著、安藤弘訳『古代ギリシアにおける奴隷制と自由の諸要素』金澤良樹訳『アテナイオスとアテネの奴隷』(『西洋古代の奴隷制――学説と論争』所収・第2版・1974・東京大学出版会)』

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