ウォルムス政教条約(読み)ウォルムスせいきょうじょうやく(その他表記)Wormser Koncordat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウォルムス政教条約」の意味・わかりやすい解説

ウォルムス政教条約
ウォルムスせいきょうじょうやく
Wormser Koncordat

叙任権論争終止符を打つため,1122年神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世とローマ教皇カリクスツス2世との間に結ばれた取決め。これにより,帝国内の高級聖職者は,教会法に基づき教皇によって叙任されるが,その領土およびこれに付属する政治的諸権利は皇帝から「封」として授与されることとなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む