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ウシバエ

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百科事典マイペディアの解説

ウシバエ

双翅(そうし)目ウシバエ科の昆虫の1種または総称。体長15mm内外,黄色い毛でおおわれる。温帯地方に広く分布。幼虫は牛や馬,まれに人の皮膚下に寄生し,老熟すると皮に穴をあけて脱出,土中で蛹化(ようか)する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウシバエ
うしばえ / 牛蠅
warble flybot fly
[学]ypoderma bovis

昆虫綱双翅(そうし)目環縫亜目ウシバエ科に属する昆虫。ハエ類中では大形種で、体長13~15ミリメートル。体は黒色で、体表に黄色の長毛を密生する。胸部には光沢のある4本の黒色縦条がある。腹部背面は基部に黄白色毛、中央部に黒色毛、尾端には橙黄(とうこう)色毛をベルト状に装う。脚(あし)には剛毛はない。本種は、アジア、ヨーロッパ、アフリカ北部、北アメリカの各大陸に広く分布するが、日本ではまれな種である。成虫は6~7月に多く出現し、ウシの体表の毛に産卵し、4~7日で孵化(ふか)した幼虫(ウジ)は皮下に潜入して寄生する。成熟した幼虫は、ウシの背面に移動してこぶをつくり、初夏に宿主から脱出して地中で蛹化(ようか)し、約4週間を経て新成虫が羽化する。ウシの皮膚に脱出孔(こう)が生じるため、皮革の商品価値が下がり、牧畜生産上問題となる。[倉橋 弘]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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