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ウシャブティ ushabti

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウシャブティ
ushabti

シャワブティともいう。古代エジプトで死者に代って賦役労働に従事すると信じられていた副葬品の小人形。石製,木製,陶製,まれには象牙のものもある。1個だけ副葬する場合もあるが,1年分 365個を副葬したものもあり,トゥトアンクアメンのもののように人物彫刻として美術的にすぐれた作品もある。

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百科事典マイペディアの解説

ウシャブティ

古代エジプトで,死者とともに埋葬したミイラ形の小像。シャワブティshawabtiとも称し,冥界で死者の従僕として働く者と信じられ,数多く納められた。セティ1世(第19王朝)の墓からは700個も出土している。

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世界大百科事典 第2版の解説

ウシャブティ【ushabti】

エジプト古王国後期以降の墳墓より出土する副葬用ミイラ形小像。古くはシャワブティshawabtiと呼ばれた。冥界において人に課せられる農耕作業,灌漑水路の整備,東より西への砂石運搬等の強制労働の代理人として働かせることが目的であった。初期のものには手もなく文字も刻まれていなかったが,第12王朝になってから死者の名前,称号が刻まれるようになった。さらに第18王朝以降のものには手がつけられ,鍬,農業用バスケット,生命の象徴アンクなどを持ち,〈死者の書〉第6章(冥界における故人の身代りについての章)が彫り込まれるようになった。

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世界大百科事典内のウシャブティの言及

【エジプト美術】より

…プトレマイオス朝にはギリシアの影響を受けて折衷様式が生まれた。新王国では奉仕人形よりもウシャブティを多数墓室に納めた。これは墓の主の分身を意味するミイラ形の人形で,死者の霊魂バーがオシリスの楽園で農耕に従事するとき霊魂に代わって働くものと信ぜられた。…

※「ウシャブティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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