エアアジア

共同通信ニュース用語解説 「エアアジア」の解説

エアアジア

マレーシアの大手格安航空会社(LCC)グループ。2001年創立で、東南アジアを中心に約20カ国を結ぶネットワークがある。傘下に低コストの中長距離路線に特化したエアアジアXなどを持つ。全日本空輸(現ANAホールディングス)と共同出資成田空港拠点にしたLCCを設立したが、13年6月に合弁を解消。今年7月に日本でのLCC事業への再参入を表明、来年夏の就航を目指している。エアアジアのホームページによると、エアバスA320を150機以上運航している。(共同)

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知恵蔵mini 「エアアジア」の解説

エアアジア

2001年に創立されたマレーシアの格安航空会社(LCC)。クアラルンプール国際空港本拠地として東南アジアを中心に事業を展開し、アジア屈指の規模を誇るLCCとなる。日本においては、全日本空輸(現ANAホールディングス)との共同出資で11年にエアアジア・ジャパンが設立されたが、経営方針の違いなどから13年に共同事業が解消された。14年には楽天株式会社や株式会社ノエビアホールディングスなどの日本企業が出資して新たなエアアジア・ジャパンが設立され、競合の少ない中部国際空港(愛知県常滑市)を本拠地として運航を開始した。国内線3路線と国際線1路線を運航していたが、19年12月期の売上高は約40億円、最終赤字は約47億円と低迷。20年には新型コロナウイルスの感染拡大などにより、主な出資元であるエアアジア本体からの支援が打ち切られてさらに経営が悪化した。同年11月に、東京地方裁判所に破産手続きの開始を申し立てた。負債総額は約217億円とされる。

(2020-11-26)


エアアジア

マレーシアの格安航空会社(LCC)。ハブ空港はクアラルンプール国際空港で、20カ国以上を結ぶネットワークを持つ。マレーシア政府系重工業会社DRB-ハイコム傘下の企業により1993年に設立されたが経営が悪化、2001年にチューンエア(TuneAir Sdn Bhd)に経営が移り、03年には黒字化した。2014年1月現在、グループ会社としてエアアジアX、タイ・エアアジア、インドネシア・エアアジア、フィリピン・エアアジアの4社を擁している。ワールド・ベスト・ローコストエアライン(スカイトラック社、09~12年)、エアライン・オブ・ザ・イヤー(アジア太平洋航空センター、07年・09年・12年)など授賞多数。

(2014-1-8)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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