デジタル大辞泉 「エオリア諸島」の意味・読み・例文・類語 エオリア‐しょとう〔‐シヨタウ〕【エオリア諸島】 《Eolie》イタリア、シチリア島の北にある主に七つの島からなる火山群島。イタリア有数のリゾート地としても名高いが、6座の火山が集中しており、そのうち二つが今も活発に活動中。火山学の重要な研究拠点として、ブルカノ式・ストロンボリ式などの噴火形態が明らかにされたことで知られている。2000年に世界遺産(自然遺産)に登録された。リパリ諸島。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界遺産詳解 「エオリア諸島」の解説 エオリアしょとう【エオリア諸島】 2000年に登録されたイタリアの世界遺産(自然遺産)で、シチリア島の北の地中海上にある面積12.16km2の火山島群。Y字形に並んで浮かぶ島々は、リパリ島、ヴルカーノ島、サリーナ島、ストロンボリ島、フィリクーディ島、パナレア島、アリクーディ島の7つのおもな島などからなる。エオリア諸島(エオーリアン諸島)には標高962mのサリーナ山をはじめとする6つの火山があり、うち2つは現在も活動中である。先史時代の遺跡などが残り、地中海性の灌木が茂っている。ヴルカーノ式とストロンボリ式という噴火の種類を表す用語になるなど学術的価値も高いことなどが評価されて、世界遺産に登録された。エオリア諸島は、リパリ諸島とも呼ばれる。◇英名はIsole Eolie (Aeolian Islands)。エオリアは、ギリシア神話で「風の神」の語源を持つ。 出典 講談社世界遺産詳解について 情報