灌木(読み)かんぼく

世界大百科事典 第2版の解説

かんぼく【灌木 shrub】

低木ともいわれ,高木以外の木本をいう。高木との差は感覚的なもので,おおよそ人間の背の高さより低いものを木といい,植物学的に厳密な定義ができるものではない。高木のように樹冠が一定の形をとることは少なく,よく繁ってやぶをつくることがある。陽樹が多いので極相林はつくらず,灌木の林は放っておくと高木とおき代わるのがふつうである。ガンコウランのような極小の木本は低木ということがあっても灌木ということは稀である。

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精選版 日本国語大辞典の解説

かん‐ぼく クヮン‥【灌木】

〘名〙 丈が低く、幹が発達しない木本植物。ツツジ、ナンテンなどの類で、幹と枝とが区別しにくく、二~三メートル以内のもの。現在では低木という。⇔喬木(きょうぼく)
※小学読本(1873)〈榊原芳野〉三「野草灌木の茂れるを以て」

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世界大百科事典内の灌木の言及

【木】より

…維管束植物のうち,多年生で,茎頂の活動(伸長生長)が無限に続き,茎に形成層をもっていて二次(肥大)生長を行うもの。樹,樹木ともいい,植物学では木本植物という。(草本植物)に対応する語。大きさによって高木(喬木(きようぼく))と低木(灌木)に区別することもある。高いものではオーストラリアのユーカリの1種のように130mに達するものがあり,小さいものでは草本と同じような生育形のコケモモやヤブコウジのような例がある。…

【木】より

(草本植物)に対応する語。大きさによって高木(喬木(きようぼく))と低木(灌木)に区別することもある。高いものではオーストラリアのユーカリの1種のように130mに達するものがあり,小さいものでは草本と同じような生育形のコケモモやヤブコウジのような例がある。…

【高木】より

…喬木(きようぼく)ともいい,灌木(低木)以外の木本,すなわち普通人間の背丈より高いものをいう。喬木という場合,その語感から,高さ10mを超えるようなものを意味することが多い。…

※「灌木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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