エルジェムの円形闘技場(読み)エルジェムノエンケイトウギジョウ

デジタル大辞泉 「エルジェムの円形闘技場」の意味・読み・例文・類語

エルジェム‐の‐えんけいとうぎじょう〔‐ヱンケイトウギヂヤウ〕【エルジェムの円形闘技場】

El Jem》チュニジア北部の町エルジェムにある円形闘技場の遺跡。3世紀初頭、ローマ帝国支配もとに建造され、約3万5000人を収容した。1979年、世界遺産文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界遺産詳解 「エルジェムの円形闘技場」の解説

エルジェムのえんけいとうぎじょう【エル-ジェムの円形闘技場】

1979年に登録された世界遺産(文化遺産)。エル・ジェムはチュニジア南東部にある都市で、巨大な円形闘技場が3世紀に建造された。約5万人を収容できるローマコロッセオより少し小さいが、それでも周囲427m、収容能力約3万5000人を誇った。猛獣剣闘士、死刑囚同士が格闘する劇場として使用された。オリーブオイルを輸出した富で建造された。保存状態がよいことなどが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はAmphitheatre of El Jem

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android