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エンピツビャクシン えんぴつびゃくしん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エンピツビャクシン
えんぴつびゃくしん
[学]Juniperus virginiana L.

ヒノキ科の針葉樹。別名エンピツノキ。高さ12~30メートル。樹冠はピラミッド形。樹皮は灰褐色または赤褐色。若い葉は針状で長さ3~6ミリメートル、古い枝では鱗片(りんぺん)状で長さ約1.5ミリメートル。果実は帯黒青色で白粉を帯び、直径5ミリメートル、長さ3~6ミリメートル。材は均質で削りやすく芳香があり、鉛筆用とするのでこの名がある。このほか、細工物、桶(おけ)、ベニヤ板などにする。材の油を顕微鏡用ツェーデル油、せっけんの香料、香料保留剤、偽和剤とする。北アメリカ西部ロッキー山脈東側、ハドソン湾からニュー・メキシコ、テキサスを経てフロリダに至る山地に分布し、鉛筆用材として大量に輸出される。日本では園芸品種が多数あり、庭園に植栽する。繁殖は普通挿木により、実生(みしょう)も可能。[星川清親]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のエンピツビャクシンの言及

【イブキ】より

…ビャクシン類はナシやリンゴの重要病害である赤星病菌の中間宿主となるので,その栽培地の少なくとも1km以内には植えない方がよい。鉛筆材としては最上のものとされるエンピツビャクシンS.virginiana Ait.(英名はred cedar)は北アメリカ東部原産の30mに達する高木であるが,今日では産出量が著しく減少した。【浜谷 稔夫】。…

※「エンピツビャクシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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