オキシ塩素化(読み)オキシえんそか(英語表記)oxychlorination

世界大百科事典 第2版の解説

オキシえんそか【オキシ塩素化 oxychlorination】

炭化水素を塩化水素酸素または空気を用いて塩素化する反応をいう。炭化水素塩素化にはふつう塩素が用いられるが,塩化ビニル製造をはじめとして,炭化水素の塩素化工業の規模が大きくなるにしたがって塩素の不足を生じた。塩素は食塩電解法によって生産されるが,塩素とともに生産される水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)の需要が塩素に比べて少ないので,塩素の生産量が水酸化ナトリウムの需要量によって制約されるからである。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

化学辞典 第2版の解説

オキシ塩素化
オキシエンソカ
oxychlorination

塩化水素と酸素で塩素化を行うこと.たとえば,ベンゼンの塩素化,エテンから塩化ビニルの製造などがこれにあたる.実際には,触媒上に有機物,塩化水素,空気(または酸素)の混合ガスを250~400 ℃ で通して反応させる.触媒としては,アルミナなどの担体を主成分とし,これに遷移金属アルカリ金属を加えた多元金属塩化物を担持したものが用いられる.プロセスには流動床法と固定床法とがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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