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オジェシュコバ Eliza Orzeszkowa

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世界大百科事典 第2版の解説

オジェシュコバ【Eliza Orzeszkowa】

1841‐1910
ポーランド実証主義を代表する小説家。ポーランド文学史上初の職業的な女流作家でもある。自立をやむなくされた〈良家〉の女性を見舞った悲劇を描く《寡婦マルタ》(1873)では婦人解放問題を,《メイル・エゾフォビチ》(1878)ではユダヤ人同化問題を取り上げるなど,実証主義の主張を積極的に作品化した。代表作は一月蜂起後のリトアニアのポーランド社会を描く働く者への賛歌,長編《ネマンのほとり》(1887)で,その自然描写の美しさはミツキエビチの《パン・タデウシュ》(1834)に比せられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オジェシュコバ
おじぇしゅこば
Eliza Orzeszkowa
(1841―1910)

ポーランドの女流小説家。一生をほとんどリトアニアのグロドノで送り、1863年の一月蜂起(ほうき)に参加、夫との不和などで困難な立場に置かれたが、膨大な読書により独力で広い視野を身につけ、旺盛(おうせい)な執筆、社会活動を行った。『マルタ』(1873)では女性解放問題を、『メイル・エゾフォビッチ』(1878)ではユダヤ人問題を、『がさつ者』(1889)では農民問題を描き、また祖国を捨てイギリスに帰化した作家J・コンラッドを激しく非難するなど、幅広い社会的関心を示した。代表作はリトアニアのポーランド社会の一大パノラマ『ニェメン川のほとり』(1888)である。[長谷見一雄]

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世界大百科事典内のオジェシュコバの言及

【ポジティビズム運動】より

…運動は1862年にワルシャワ中央学校の名前で再興されたワルシャワ大学の卒業生を中心に展開されたが,なかでも有名だったのが〈新世代の首領〉と呼ばれたシフィエントホフスキである。そのほかプルスシェンキエビチオジェシュコバらも,この運動の支持者として知られている。彼らは日常的な生産労働や,地道な社会問題の解決を軽視する旧世代のロマン主義的な考え方を批判した。…

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